GSX-S1000のインプレ
購入から3ヶ月7000km走った感想など
【デザイン】
フロントにボリュームがあって後ろはシュッとしている感じ。車格はかなりコンパクトで排気量を聞かれて1000ccと答えると驚かれることもしばしば。
限定色のみの赤ホイールはとても綺麗ですが、汚れが気になるので頻繁に掃除がしたくなります。
【エンジン性能】
もうこのクラスはパワーありすぎて凄いですね。
6速2500rpmで60km、5000rpmで100km以上出てしまうエンジンです。
特徴でいうと排気音、吸気音ともに良い音します。自分もそうですが、
これにやられて購入する人も多いのでは。
発進はそれなりに低速トルクがあるのとローRPMアシストのおかげもあって楽に出来ます。
街乗りは回さないと楽しくないエンジンもあって一定速度で走るのは苦痛です。やはりワインディングで回して楽しいエンジンかなと思います。
高速は余裕の走りです。でも走行風とか エンジンの振動の兼ね合いで制限速度以上で走り続けるのはしんどいかも。
どんつきやエンブレがきついという話もありますが、アクセルワークに気をつければ自分はそこまで気になりません。
ただし、アクセルが少し重いので長時間乗ったときに手首への負担が大きいです。特に高速道路など一定速度で走行する状況だとスロットルを保持する必要があるので何らかの対策が必要だと思います。自分は長距離を走るときはスロットルアシストをつけています。
なおトラコンがついていますが、自分はほとんど効かせたことがないので良く分かりません。普通に走っているぶんには効かせることはないんじゃないかな。。。
【走行性能】
フロントブレーキはとても良いです。タッチもよく握ったぶんだけ効く好みの感じです。リアブレーキも問題ないです。リアのABSだけ効かせてみましたが、自分の感覚より早く介入してきます。でもヤマハに比べるとスズキのABSは精度高い気がします。
ハンドリングはこのバイクで気に入っていることの1つで、とても素直で接地感も分かりやすくワインディングを走るのが楽しいです。
190のタイヤ履いてリッターバイクでこのハンドリングは意外でした。
ただしこれは路面が良い場合で、路面が悪いところではヒヤリとすることも多いです。ギャップで弾かれることも多いですし、減速帯なんて通るとサスが落ち着かなくてバンクが出来なくて怖いです。
【乗り心地】
2時間ぐらいでお尻が痛くなります。路面の突き上げも激しいので乗り心地は正直良くないです。この点はZ1000のリアサスは良かったなあ。
【取り回し】
250ccと比べると重いですが、このクラスとしてはかなり軽く、取り回しも楽です。以前乗っていたCBR600F4と変わらないぐらい。
【燃費】
今までの平均だと21km/lぐらい。車体の軽さとエンジン特性であまり回さないのが燃費に効いている気がします。タンクも17L入るため航続距離はなかなかです。
【積載性】
積載性はかなり低いです。
購入時には気にしていなかったのですが、荷掛けフックが2つしかなく、シートも小さいので大きめのシートバックを乗せるとなると大変です。積載性をあげようと思うと後々苦労することになります。
つらつらと書いてみましたが、走る、曲がる、止まるが良く出来たバイクです。個人的には荷物満載でツーリングするより、身軽な状態で峠を元気に走るのが楽しいバイクだと思います。